トップ
>
放棄
>
うっちゃ
ふりがな文庫
“
放棄
(
うっちゃ
)” の例文
「まア、
真実
(
ほんと
)
に油断がならないね。大丈夫私は気を附けるが、お徳さんも
盗
(
や
)
られそうなものは
少時
(
ちょっと
)
でも
戸外
(
そと
)
に
放棄
(
うっちゃ
)
って置かんようになさいよ」
竹の木戸
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
「組合は組合で
放棄
(
うっちゃ
)
って置け、彼らの書いた種が上がれば、相手にする必要はない。文句をいって来たら、人名録を突き附けて先方の落ち度を抑えてやれば好い。
放棄
(
ほう
)
って置け放棄って置け」
幕末維新懐古談:47 彫工会の成り立ちについて
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
すると昨年の十一月から伊之助が
業病
(
ごうびょう
)
に取附かれまして、その足へ
腫物
(
しゅもつ
)
が出来まして、どうも痛んで
堪
(
こら
)
えられないばかりでなく、
放棄
(
うっちゃ
)
って置くと
漸々
(
だん/″\
)
腹の中まで腐れ込むと医者が申しますで
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
こちゃ登り詰めたるやまけの「ま」が
脱
(
ぬ
)
ければ残るところの「やけ」となるは自然の理なり俊雄は秋子に砂浴びせられたる一旦の拍子ぬけその砂
肚
(
はら
)
に入ってたちまちやけの虫と化し前年より父が預かる株式会社に通い給金なり
余禄
(
よろく
)
なりなかなかの
収入
(
とりくち
)
ありしもことごとくこのあたりの
溝
(
みぞ
)
へ
放棄
(
うっちゃ
)
り
経綸
(
けいりん
)
と申すが多寡が
糸扁
(
いとへん
)
いずれ
天下
(
てんが
)
は
かくれんぼ
(新字新仮名)
/
斎藤緑雨
(著)
放
常用漢字
小3
部首:⽁
8画
棄
常用漢字
中学
部首:⽊
13画
“放”で始まる語句
放
放蕩
放埒
放擲
放火
放縦
放恣
放逐
放肆
放埓