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持扱
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もちあつか
ふりがな文庫
“
持扱
(
もちあつか
)” の例文
室借
(
まがり
)
だといふのに何の不思議があらう、博士は
家
(
うち
)
に居る時は、山のやうな書物の蔭で、あの小さな
身体
(
からだ
)
一つを遠慮して
持扱
(
もちあつか
)
つてゐる。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
お松 いくらあたしだって、
真逆
(
まさか
)
あの無法者の前じゃ、迂闊に口を
听
(
き
)
きやしませんよ。お蔦さんのいい草じゃないが、体をやくざに
持扱
(
もちあつか
)
ってしまっても、まだこれで命は惜しいや。
一本刀土俵入 二幕五場
(新字新仮名)
/
長谷川伸
(著)
「なにしろ
玩具
(
おもちゃ
)
なんてものを不断
持扱
(
もちあつか
)
わないので、子供の騒ぎは大変だそうですよ。」
鬼涙村
(新字新仮名)
/
牧野信一
(著)
「菊家へ
行
(
ゆ
)
こうよ、私がお客で。大したお
大尽
(
だいじん
)
だわね、お小遣を
持扱
(
もちあつか
)
って。」
日本橋
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
何と言つてもゴオルドスミスの事だ、唯もう神様のお力に
縋
(
すが
)
るより
外
(
ほか
)
には、病人の
持扱
(
もちあつか
)
ひを知らなかつた程結構な医者だつたに相違ない。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
▼ もっと見る
(寝ようちゃあ、寝ようちゃあ、)とよたよた体を
持扱
(
もちあつか
)
うわい。
高野聖
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
持
常用漢字
小3
部首:⼿
9画
扱
常用漢字
中学
部首:⼿
6画
“持”で始まる語句
持
持出
持前
持余
持主
持上
持合
持来
持囃
持病