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持崩
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もちくづ
ふりがな文庫
“
持崩
(
もちくづ
)” の例文
蘿月
(
らげつ
)
は若い
時分
(
じぶん
)
したい
放題
(
はうだい
)
身を
持崩
(
もちくづ
)
した
道楽
(
だうらく
)
の
名残
(
なごり
)
とて
時候
(
じこう
)
の
変目
(
かはりめ
)
といへば今だに骨の
節々
(
ふし/″\
)
が痛むので、いつも人より
先
(
さき
)
に秋の立つのを知るのである。
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
持崩
(
もちくづ
)
し十七歳の時
浪人
(
らうにん
)
仕つり其後京都に出て日野家に奉公致し候と茲に至つて實の
素性
(
すじやう
)
を
白状
(
はくじやう
)
に及びけり
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「兎に角やつて見よう。白旗直八は身を
持崩
(
もちくづ
)
してゐるが、元が元だから、女や子供に殺される人間ぢやねえ。左孝を二階から突き落したのと同じ人間なら、直ぐ解る筈だ」
銭形平次捕物控:054 麝香の匂ひ
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
買ふの三道樂に身を
持崩
(
もちくづ
)
して、借金だらけな船頭三吉の死骸からは、腹卷の奧深く祕めた百兩の小判が現れ、野幇間七平の死骸には、
背後
(
はいご
)
から突き刺した凄まじい傷が見付かつたのです。
銭形平次捕物控:091 笑い茸
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
持
常用漢字
小3
部首:⼿
9画
崩
常用漢字
中学
部首:⼭
11画
“持”で始まる語句
持
持出
持前
持余
持主
持上
持合
持来
持囃
持病