“変目”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かわりめ75.0%
かはりめ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蘿月は若い時分したい放題身を持崩もちくずした道楽の名残なごりとて時候の変目かわりめといえば今だに骨の節々ふしぶしが痛むので、いつも人より先に秋の立つのを知るのである。
すみだ川 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
それより時候の変目かわりめごとに打身に相悩み候やうに相なり、最早もはや二度とはかの大木には登れそうにもなき身に相なり申候。左候得者さそうらえば、樹上の大金は再び手にすることも出来かねわけなり。
榎物語 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
蘿月らげつは若い時分じぶんしたい放題はうだい身を持崩もちくづした道楽だうらく名残なごりとて時候じこう変目かはりめといへば今だに骨の節々ふし/″\が痛むので、いつも人よりさきに秋の立つのを知るのである。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)