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拾読
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ひろいよみ
ふりがな文庫
“
拾読
(
ひろいよみ
)” の例文
新聞を
拾読
(
ひろいよみ
)
していたお政は眼鏡越しに娘を
見遣
(
みや
)
ッて、「欠びをして
徒然
(
つくねん
)
としていることは
無
(
ない
)
やアね。本でも出して来てお
復習
(
さらい
)
なさい」
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
大石が東京新聞を見てしまって、傍に
畳
(
かさ
)
ねて置いてある、外の新聞二三枚の文学欄だけを
拾読
(
ひろいよみ
)
をする処へ、さっきの名刺の客が這入ってきた。二十二三の書生風の男である。
青年
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
離魂病
(
りこんびょう
)
なんかてえ病気があるもんか、
篦棒
(
べらぼう
)
くせえこたア言わねえもんだ、大方支那の小説でも
拾読
(
ひろいよみ
)
しアがッて、高慢らしい顔しアがるんだろう、と仰しゃるお客様もありましょうが
根岸お行の松 因果塚の由来
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
一対校競技すらも為し得ざる学校!僕は実に気の毒で堪らぬ。昨夜も偶然書庫の隅から三田評論の学生大会記念号を探して、
拾読
(
ひろいよみ
)
に読んで居ると、実に感慨胸に充ちて堪らなくなつて仕舞つた。
野球界奇怪事 早慶紛争回顧録
(新字旧仮名)
/
吉岡信敬
(著)
痛む頭を
擡
(
もた
)
げし小花が虫を押へて
拾読
(
ひろいよみ
)
するその文に
曰
(
いわ
)
く、
一筆
(
ひとふで
)
しめし
上参
(
あげまい
)
らせ
候
(
そろ
)
、今は何事をも包まず打ち明けて申上げ候ふ故、憎い兼吉がためとお思なく可哀い清さんのためと
御読分
(
およみわけ
)
下されたく候
そめちがへ
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
拾
常用漢字
小3
部首:⼿
9画
読
常用漢字
小2
部首:⾔
14画
“拾”で始まる語句
拾
拾得
拾銭
拾上
拾乎
拾集
拾遺
拾円
拾穂抄
拾遺愚草