“拾穂抄”の読み方と例文
読み方割合
しゅうすいしょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やや穿鑿せんさくに過ぎた感じで、むしろ、「水流れ草もえて万物の時をうるを悦び給へる御歌なるべし」(拾穂抄しゅうすいしょう)の簡明な解釈の方が当っているとおもう。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
「香具山は畝火をしと」の解と共に永久不滅である。但し、拾穂抄しゅうすいしょうに既に、「誰がか持たむ」の説があるが、「笥」までは季吟きぎんも思い及ばなかったのである。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
それから、「ほとんどしにたりとなり。うれしさのあまりになるべし」(拾穂抄しゅうすいしょう)は第二説で、「殆将死なり。あまりてよろこばしきさまをいふ」(考)、「しにきは死にき也」(略解)。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)