“ひろいよみ”の漢字の書き方と例文
語句割合
拾読100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一対校競技すらも為し得ざる学校!僕は実に気の毒で堪らぬ。昨夜も偶然書庫の隅から三田評論の学生大会記念号を探して、拾読ひろいよみに読んで居ると、実に感慨胸に充ちて堪らなくなつて仕舞つた。
痛む頭をもたげし小花が虫を押へて拾読ひろいよみするその文にいわく、一筆ひとふでしめし上参あげまいらせそろ、今は何事をも包まず打ち明けて申上げ候ふ故、憎い兼吉がためとお思なく可哀い清さんのためと御読分およみわけ下されたく候
そめちがへ (新字旧仮名) / 森鴎外(著)