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拉
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ひ
ふりがな文庫
“
拉
(
ひ
)” の例文
姫に手を
拉
(
ひ
)
かれたる我は、
捕
(
とらへ
)
られし小鳥に殊ならず。
縱
(
たと
)
ひ羽ばたきすとも、歌はでは叶はず。姫の歌はんといふは、わが知れる
雙吟
(
ヅエツトオ
)
なり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
この三の段をわが導者は我を
拉
(
ひ
)
きてよろこびて登らしめ、汝うやうやしく彼に
扃
(
とざし
)
をあけんことを請へといふ 一〇六—一〇八
神曲:02 浄火
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
或日こういう場合に、安が
停
(
と
)
めようとすると、宗右衛門はこれをも髪を
攫
(
つか
)
んで
拉
(
ひ
)
き倒して乱打し、「出て
往
(
ゆ
)
け」と叫んだ。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
次第に集りたる衆人の中より、忽ち
邏卒々々
(
らそつ/\
)
と呼ぶ聲を聞けり。われは目に見えぬ幾條の腕もて
拉
(
ひ
)
き去らるゝ心地して、此場を
遁
(
のが
)
れたり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
美しき淑女我を
拉
(
ひ
)
きてすゝみ、またスターツィオにむかひてしとやかに、彼と倶に
來
(
こ
)
よといふ 一三三—一三五
神曲:02 浄火
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
▼ もっと見る
香以は豊花に
拉
(
ひ
)
いて往かれて座敷に坐った。鶴彦は急使を以て迎えられた。
巽育
(
たつみそだち
)
の豊花が甲走った声に
誘
(
いざな
)
われて、無遠慮な男女は廊下に集まり、次の間の障子は所々
濡
(
ぬ
)
らした指尖で穿たれた。
細木香以
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
まことに濟まぬ事ながら、われ若し強ひて踊り出でば、おのれ一人
跌
(
つまづ
)
き轉ぶのみならず、敵手の貴婦人をさへ
拉
(
ひ
)
き倒すならん。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
拉
常用漢字
中学
部首:⼿
8画
“拉”を含む語句
拉致
虎列拉
拉甸
加拉太
虎刺拉
拉典
拉丁
拉薩
海拉爾
取拉
一拉
摩尼拉
日拉達
蘇格拉第
柏拉図
烏拉兒
馬尼拉
阿拉米多
阿百拉
阿拉勿関
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