承認しようにん)” の例文
さうして其處に或動かすべからざる隱れたる事實を承認しようにんする時、其某君の歌は自からにして生氣ある人間の歌になるであらうと。
歌のいろ/\ (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
併し、平次もガラツ八の言葉を承認しようにんしないわけには行きませんでした。後ろ手に縛られて、夕陽の中に立つた娘の美しさは、眼も覺めるばかり。
一個いつこ證據しようこなく、天下てんか承認しようにんこと餘程よほど困難こんなんであらうとおもふ。
(一)瓢箪山ひようたんやま頂上ちやうじやうかつ古墳こふんりしこと承認しようにんす。
そんな事に氣の付く二十五歳の若主人が、決して馬鹿や豪傑でないことは、平次も承認しようにんしないわけには行きません。
本人の幸吉も承認しようにんしてをりますが、あとはお常のいつたこと以上はなんにも知つてゐず、この男の賢さは附け燒刄で、個性も洞察も推察力すゐさつりよくもなんにも持つてゐないことを