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打矚
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うちまも
ふりがな文庫
“
打矚
(
うちまも
)” の例文
彼は
故
(
ことさら
)
に
瞪
(
みは
)
れる
眼
(
まなこ
)
を
凝
(
こら
)
して、貫一の
酔
(
ゑ
)
ひて赤く、笑ひて
綻
(
ほころ
)
べる
面
(
おもて
)
の上に、或者を
索
(
もと
)
むらんやうに
打矚
(
うちまも
)
れり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
始に何者なりやと
驚
(
おどろか
)
されし貫一は、今又何事なりやと
弥
(
いよい
)
よ
呆
(
あき
)
れて、彼の様子を
打矚
(
うちまも
)
れり。
乍
(
たちま
)
ち有りて貫一の
眼
(
まなこ
)
は
慌忙
(
あわただし
)
く
覓
(
もと
)
むらん色を
作
(
な
)
して、婦人の
俯
(
うつむ
)
けるを
仡
(
き
)
と
窺
(
うかが
)
ひたりしが
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
お静の顔を
打矚
(
うちまも
)
りつつ、男は
茫然
(
ぼうぜん
)
たるのみなり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
打
常用漢字
小3
部首:⼿
5画
矚
漢検1級
部首:⽬
26画
“打”で始まる語句
打
打擲
打棄
打捨
打殺
打倒
打明
打付
打笑
打毀