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所以
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ゆゑ
ふりがな文庫
“
所以
(
ゆゑ
)” の例文
醸家の水を貴び水を愛し水を重んじ水を
吝
(
をし
)
む、まことに
所以
(
ゆゑ
)
ある也。剣工の剣を鍛ひて之を
焠
(
さい
)
するや、水悪ければ即ち敗る。
水
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
避りし
所以
(
ゆゑ
)
は、その八十神おのもおのも
稻羽
(
いなば
)
の
八上
(
やかみ
)
比賣
二
を
婚
(
よば
)
はむとする心ありて、共に稻羽に行きし時に、
大穴牟遲
(
おほあなむぢ
)
の神に
帒
(
ふくろ
)
を負せ、
從者
(
ともびと
)
として
率
(
ゐ
)
て往きき
三
。
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
臨死
(
みまから
)
むとする時、長歎息して曰く、伝へ聞く
仮合
(
けがふ
)
の身滅び易く、
泡沫
(
はうまつ
)
の命
駐
(
とど
)
め難し。
所以
(
ゆゑ
)
に千聖
已
(
すで
)
に去り、百賢留らず、況して凡愚の
微
(
いや
)
しき者、何ぞも
能
(
よ
)
く逃避せむ。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
「
汝
(
いまし
)
行きて天若日子に問はむ状は、汝を葦原の中つ國に遣はせる
所以
(
ゆゑ
)
は、その國の荒ぶる神たちを
言趣
(
ことむ
)
け
平
(
やは
)
せとなり。何ぞ八年になるまで、復奏まをさざると問へ」
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
その
過
(
あやま
)
てる
所以
(
ゆゑ
)
は、この二柱の神の
容姿
(
かたち
)
いと能く
似
(
の
)
れり。かれここを以ちて過てるなり。
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
“所以”の意味
《名詞》
所 以(ゆえん)
そうである理由。ゆえんを参照。
(出典:Wiktionary)
所
常用漢字
小3
部首:⼾
8画
以
常用漢字
小4
部首:⼈
5画
“所以”で始まる語句
所以者何
所以也
所以原免
所以尭巽舜