ふっ)” の例文
その目が素晴らしく大きく鼻と額とっ着いてほおの毛がふっさり達筆にれ、ドロンとした目をしてこちらを見ている所をこっちから見ると
美妙斎の、特長のある長いあごも、西欧の詩人や学者のように、耳のあたりで、ふっさりと髪を縮らせた魅惑も、逢わない時はことさらに強く思いうかべられて、こういう時には、ああいう眼をする。
田沢稲船 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
尻尾しっぽの毛は大鳥毛のようで高く巻き上がってふっさりしており、ももの前にも伴毛ともげが長い、胴は短くつまって四足細く指が長く歩く時はしなしなする。頭が割方わりかた大きく見ゆる。