“懸行燈”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かけあんどう50.0%
かけあんどん50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
されば同年七月の盆踊には、早くも掛提灯、懸行燈かけあんどう等の華美に京都祗園会の庭景をしのばしめ、一踊りに金二両、又は一町で銀五十枚、三十枚、十五枚を与えて、是を見物するに至れり。
天主閣の音 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
かの女を得なければいっそ南洋の植民地に漂泊しようというほどの熱烈な心をいだいて、華表とりい、長い石階いしだん、社殿、俳句の懸行燈かけあんどん、この常夜燈の三字にはよく見入って物を思ったものだ。
蒲団 (新字新仮名) / 田山花袋(著)