トップ
>
憑
>
つま
ふりがな文庫
“
憑
(
つま
)” の例文
などという
詞
(
ことば
)
もあったが、伊豆の女はなぜその中でないだろうか。——頼朝も時には、そんな
煩悩
(
ぼんのう
)
に、
頭脳
(
あたま
)
を
憑
(
つま
)
まれている日もあった。
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
重ね重ねの不思議に姫は全く狐に
憑
(
つま
)
まれた形で、ぼんやりと突立って見ていると、その内に又もや風が一しきり
渦巻
(
うずま
)
き
起
(
た
)
って
白髪小僧
(新字新仮名)
/
夢野久作
、
杉山萠円
(著)
仏頂寺と、丸山が、狐にでも
憑
(
つま
)
まれたように感じました。
大菩薩峠:24 流転の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
すると後ろの方から、ジャラン、ジャランと、
錫杖
(
しゃくじょう
)
の音がしてくる。石秀はその者の影を見るとおかしくなった。これもまた狐に
憑
(
つま
)
まれたような恰好なのだ。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「何だか、狐に
憑
(
つま
)
まれているようだ。はてな? ……」
松のや露八
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
憑
漢検1級
部首:⼼
16画
“憑”を含む語句
憑依
神憑
狐憑
取憑
憑拠
信憑
憑着
憑入
憑司
憑物
乗憑
憑付
天狗憑
信憑性
憑神
憑移
憑頼
憑體
憑殺
憑魔
...