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憑
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つか
ふりがな文庫
“
憑
(
つか
)” の例文
あの若いのもおぬしのように、おのが
好色心
(
すきごころ
)
に目が眩んでの、この婆に
憑
(
つか
)
らせられた
婆娑羅
(
ばさら
)
の大神に
逆
(
さかろ
)
うたてや。されば立ち所に神罰を蒙って、瞬く暇に身を
妖婆
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
伯父といふものは
借金
(
かり
)
を拵へたり、
恋病
(
こひやまひ
)
に
取
(
と
)
つ
憑
(
つか
)
れたり、猫に
祟
(
たゝ
)
られたりする
甥
(
をひ
)
にとつては、少くとも一人は無くてならない実用品なのである。伯父は言つた。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
正直に言えば、その瞬間から
憑
(
つか
)
れたようになってしまッた。
湖畔
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
「つまりむす子も親もあの都会に取り
憑
(
つか
)
れているのだ」
母子叙情
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
憑
漢検1級
部首:⼼
16画
“憑”を含む語句
憑依
神憑
狐憑
取憑
憑拠
信憑
憑着
憑入
憑司
憑物
乗憑
憑付
天狗憑
信憑性
憑神
憑移
憑頼
憑體
憑殺
憑魔
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