愛用あいよう)” の例文
利助りすけのさかずきは、そのお祖父じいさんの愛用あいようしたものだとおもすにつけて、かれは、なんとなくお祖父じいさんをかぎりなくなつかしくおもいました。
さかずきの輪廻 (新字新仮名) / 小川未明(著)
こんな時、博士はくしはいつも愛用あいようのウィスキーを少し飲んで、ぐっすりねむることにしていた。
八番打者、投手の星野ほしのが、先のほうを四分の一ほど黒くぬった愛用あいようのバットをさげて、バッターボックスへはいろうとした。だが、そのとき、伝令でんれいがきて、かれはベンチへよばれた。
星野くんの二塁打 (新字新仮名) / 吉田甲子太郎(著)
わたくし日頃ひごろ愛用あいよう小机こづくえまでがすでにキチンとそろえられてありました。