“あいよう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
相擁66.7%
愛用22.2%
愛擁5.6%
愛鷹5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その翌朝早く、湖水を横ぎった一つの小舟の船頭は、水上に相擁あいようして漂っている二人を見つけた。そして、静かな湖上に時ならぬ騒ぎが起った。
第二の接吻 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
こんな時、博士はくしはいつも愛用あいようのウィスキーを少し飲んで、ぐっすりねむることにしていた。
実に至大なる不利益であったといわねばならぬ、わが生命を愛擁あいようし、これを善用して自他を益すべしとは、聖書の明白なる教訓である。
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
「そのお苦しみを慰めようと枯野に狩りを催せば愛鷹あいようはお手からがれ去る……若殿の切ないお心のうち申す言葉もございません」
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)