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愁歎
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しうたん
ふりがな文庫
“
愁歎
(
しうたん
)” の例文
我家の
燈
(
ともしび
)
が消えたと云つて
愁歎
(
しうたん
)
して
在
(
い
)
らしたのですよ、
紀念
(
かたみ
)
の梅子を男の手で立派に養育して、雪子の恩に酬ゆるなんて
吹聴
(
ふいちやう
)
して在らつしやいましたがネ、其れが
貴郎
(
あなた
)
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
パリス ありゃ
追放
(
つゐはう
)
された
高慢
(
かうまん
)
なモンタギューめぢゃ。
彼奴
(
あいつ
)
が
從兄
(
いとこ
)
を
殺
(
ころ
)
したゆゑ、
美
(
うつく
)
しい
戀人
(
こひゞと
)
が、
愁歎
(
しうたん
)
の
餘
(
あま
)
りにお
死
(
し
)
にゃったといふこと。こゝへ
來
(
き
)
をったは、
死骸
(
しがい
)
に
侮辱
(
はづかしめ
)
を
加
(
くは
)
へよう
爲
(
ため
)
でがな。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
愁歎
(
しうたん
)
のいはれを
識
(
し
)
りて泣き入りぬ。
泣けよ恋人
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
僕は実に失望落胆の為め
殆
(
ほとん
)
ど発狂するばかりに精神を痛めたです——
乍併
(
しかしながら
)
更に
退
(
しりぞい
)
て考へると、
是
(
こ
)
れは
徒
(
いたづ
)
らに
愁歎
(
しうたん
)
して居るべき時でない、僕の篠田を崇拝したのは其の主義に在るのだ
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
“愁歎”の意味
《名詞》
愁い、嘆くこと。
(出典:Wiktionary)
愁
常用漢字
中学
部首:⼼
13画
歎
漢検準1級
部首:⽋
15画
“愁歎”で始まる語句
愁歎場