“想像(おもひ)” の例文
お近は瑞雲の我が家の棟に棚引ける如き想像(おもひ)にかられて、八字の髯に威嚴そなはる與之助が、黒ぬり馬車に榮華をほこる面かげまで、あり/\と胸のうちに描かれぬ。
花ごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
想像(おもひ)の遠く馳するところ
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
はじめは好奇(かうき)の心(こヽろ)に誘(さそ)はれて、空(むな)しき想像(おもひ)をいろいろに描(ゑが)きしが、又(また)折(をり)もがな今(いま)一(ひ)と度(たび)みたしと願(ねが)へど、夫(それ)よりは如何(いか)に行違(ゆきちが)ひてか後(うし)ろかげだに見(み)ることあらねば、水(みづ)を求(もと)めて得(え)ぬ時(とき)の渇(かわ)きに同(おな)じく
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
しばし想像(おもひ)にふけらまし。
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)