“惠那山”のいろいろな読み方と例文
新字:恵那山
読み方割合
ゑなやま33.3%
えなざん33.3%
ゑなざん33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
惠那山ゑなやまもよくえます。もつとむかふのやまえます。たかやまがいくつも/\えます。そのやまむかふには、見渡みわたすかぎり廣々ひろ/″\とした野原のはらがありますよ。なにひかつてえるかはのやうなものもありますよ。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
祖父おぢいさんも、祖母おばあさんも、さやうなら。馬籠まごめも、さやうなら。惠那山えなざんも、さやうなら。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
とうさんがあそまはつた谷間たにまと、谷間たにまむかふのはやしも、そのへんからよくえました。やまやまかさなりつたむかふのはうには、祖父おぢいさんのきな惠那山ゑなざんが一ばんたかところえました。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)