“悪鬼羅刹”のいろいろな読み方と例文
旧字:惡鬼羅刹
読み方割合
あっきらせつ85.7%
あくきらせつ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
敵たる門徒の人々が憎みののしるとおり、まさしく彼の行為は、夜叉やしゃ魔王まおうそのものであり、その姿は悪鬼羅刹あっきらせつというもおろかなほどだった。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
八万法蔵はちまんほうぞう十二部経中じゅうにぶきょうちゅう悪鬼羅刹あっきらせつの名前ばかり、矢つぎ早に浴びせたのじゃ。が、船は見る見る遠ざかってしまう。あの女はやはり泣き伏したままじゃ。
俊寛 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
元来オニと申しても、決して悪鬼羅刹あくきらせつの鬼ではなく、もとは山人という位の意味であったでありましょう。