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息杖
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いきづゑ
ふりがな文庫
“
息杖
(
いきづゑ
)” の例文
せよと言ひながら腰の一刀
引拔
(
ひきぬき
)
つゝ
身構
(
みがま
)
へなせば
惡
(
わる
)
ものどもは打笑ひ何の
小癪
(
こしやく
)
な
青
(
あを
)
二
才
(
さい
)
と
息杖
(
いきづゑ
)
取
(
とり
)
のべ打て
蒐
(
かゝる
)
を此方は
騷
(
さわ
)
がず切拂ひ又打込を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
權三は土間に飛び降りて、駕籠の
息杖
(
いきづゑ
)
を持ち來れば、おかんは
掻
(
か
)
いくゞりて駕籠のかげに隱れるを、權三は杖をふりあげて追ひまはす。上のかたより猿まはし與助は商賣に出る姿にて、猿を
権三と助十
(旧字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
直
(
つ
)
と飛込で
襟元
(
えりもと
)
掴
(
つか
)
み遙か向へ
投退
(
なげのけ
)
れば其餘の者共追取卷ソレ打殺せと云まゝに十五六人四方より
滅多
(
めつた
)
やたらに打懸るに半四郎は只一生懸命奪ひ取たる
息杖
(
いきづゑ
)
にて多勢を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
楯
(
たて
)
に取サア
來
(
こ
)
い汝等片端より
捻
(
ひね
)
り殺して呉んずと身構たれ
共
(
ども
)
手振
(
てぶら
)
にて何の
得物
(
えもの
)
のなきを付込惡者共は聲々に人の來ぬ間に打殺せと先に進みし一人が
振揚
(
ふりあげ
)
かゝる
息杖
(
いきづゑ
)
を飛違へ
樣
(
さま
)
もぎ取て手早く
腋腹
(
ひばら
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
息
常用漢字
小3
部首:⼼
10画
杖
漢検準1級
部首:⽊
7画
“息杖”で始まる語句
息杖棒