息切いきせき)” の例文
致しませうと吉六息切いきせき立戻たちもどり一じふを小夜衣へ話せば小夜衣仰天ぎやうてんの伯父さんの惡巧わるだくみ大事の/\若旦那を愛想盡あいそづかしをさせるとは思へば/\うらめしと齒噛はがみ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
滅多めつた打無念々々と跡退あとじさり既に斯よと見えける處へ惣内は息切いきせきと引返し來りあらそふ聲を聞やいなヤア叔父樣をぢさんか惣内か此奴はお里を追駈おつかけ盜賊たうぞくなるぞとよばはるに惣内心得脇差わきざし
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)