怪獣かいじゅう)” の例文
旧字:怪獸
やみれた蛾次郎のひとみには、ようようそこの屋根うらが、怪獣かいじゅうのような黒木くろきはりけまわされてあるのがっすらわかった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そして、みるからおそろしい一ぴきの怪獣かいじゅうが、あらわれるなり、せなかを立ててむかってきたので、商人はおびえ上がって、気がとおくなりかけました。
みながひとみを定めようとするまもあらせず、サービスは風をきってヒュウとばかりに飛びだまを投げた。ねらいをあやまたず、なわ怪獣かいじゅうの足にからみついた。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
「そうか。きみも獣説けものせつか! するとわれわれは今、その怪獣かいじゅうのすんでいる洞穴どうけつのなかにいるんだろうか」
海底大陸 (新字新仮名) / 海野十三(著)
人と怪獣かいじゅうの闘い。
恐竜島 (新字新仮名) / 海野十三(著)
怪獣かいじゅう南京ナンキンねずみ
怪星ガン (新字新仮名) / 海野十三(著)