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快諾
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かいだく
ふりがな文庫
“
快諾
(
かいだく
)” の例文
さだめし、
伊那丸
(
いなまる
)
さまをはじめ同志の人々がよろこぶことと信じて、そくざに、
八風斎
(
はっぷうさい
)
の願いをゆるし、
雨
(
あま
)
ヶ
岳
(
たけ
)
の本陣へあんないすることを
快諾
(
かいだく
)
した。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
主人はすぐに
快諾
(
かいだく
)
しました。そうしてその庁堂の
素壁
(
そへき
)
へ、
一幀
(
いっとう
)
の
画幅
(
がふく
)
を
懸
(
か
)
けさせました。
秋山図
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
自分は博士の
快諾
(
かいだく
)
を得てすぐ引っ返したけれど、人力もなく電車もないのに気ばかりせわしくて五体は重い。
眉毛
(
まゆげ
)
もぬれるほどに汗をかいて急いでも、容易に道ははかどらない。
去年
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
こう
快諾
(
かいだく
)
してくれた人は四、五人もあったが、
翌日
(
よくじつ
)
になると
悄然
(
しょうぜん
)
としてこういう。
ああ玉杯に花うけて
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
だが、そればかりは、竹童にも、ハイとすなおに
快諾
(
かいだく
)
されなかった。かれはだまって、いつまでも下をむいていた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
「このさい、なにをぐずぐずいったところでしかたがないから、さきの
註文
(
ちゅうもん
)
どおり
快諾
(
かいだく
)
してやって、そのかわりに、
木
(
こ
)
ッ
葉
(
ぱ
)
みじんにしてやろうじゃないか」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と
快諾
(
かいだく
)
し、また
張横
(
ちょうおう
)
は、いつのまにか一通の手紙を用意し、宋江に渡して告げた。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と、言外に感動をあらわしながら、
快諾
(
かいだく
)
すべき旨を伝え、かつまた
新書太閤記:07 第七分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
快
常用漢字
小5
部首:⼼
7画
諾
常用漢字
中学
部首:⾔
15画
“快”で始まる語句
快
快楽
快活
快哉
快濶
快樂
快癒
快走艇
快川
快方