忠勝ただかつ)” の例文
石川数正、榊原さかきばら康政、平岩親吉ちかよし、本多忠勝ただかつ——などの部隊も、喊声かんせいをあげて、甲軍の左翼へ襲いかかった。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
単に歴史の上に伝わっている武州公と云うものを頭に置いて此の肖像畫をながめたゞけでは、本多忠勝ただかつや榊原康政のそれに似たような豪傑の感じしかいて来ないが、ひとたび公の弱点を知り
本多忠勝ただかつ平八郎へいはちろう)が膝を叩いて叫んだ
死処 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
「はてな?」小首をかしげた忠勝ただかつは、主人家康と面談をすましてから、とものなかにいる菊池半助きくちはんすけという者をひそかによんだ。そしてなにかささやくと、半助はまたどこかへか立ち去った。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
井伊兵部いいひょうぶ榊原康政さかきばらやすまさ、大久保忠助ただすけ、同じく忠隣ただちか本多ほんだろう、同平八郎忠勝ただかつなどの多感多血の若手を初め——鳥居忠政とりいただまさ戸田十郎右衛門とだじゅうろうえもん、内藤新五郎、松平康次まつだいらやすつぐ、同与一郎広家よいちろうひろいえ、同孫六郎康長まごろくろうやすなが
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、までいう血気な平八郎忠勝ただかつと共に、井伊兵部直政ひょうぶなおまさ
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
忠勝ただかつやある。数正かずまさやある。酒井忠次さかいただつぐもすぐまいれ」
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
本多忠勝ただかつはさしまねいた。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)