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ふりがな文庫
“
心情
(
こころ
)” の例文
「さらば問うが、
不犯
(
ふぼん
)
の
聖
(
ひじり
)
たる僧正が、あのような
艶
(
なま
)
めかしい恋歌を詠み出でたは、そも、どういう
心情
(
こころ
)
か」
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
憐
(
あわれ
)
むべきかなヨブ! 彼は神に攻められつつありと感じて、死ぬる前数日間なりと神がその手を
緩
(
ゆる
)
め給わんことを乞うたのである。その
心情
(
こころ
)
まことに同情すべきでないか。
ヨブ記講演
(新字新仮名)
/
内村鑑三
(著)
おとなしいお雪が、胡弓を弾くのを、モルガンは
凝
(
じっ
)
と聴いている時があった。傷ついた心をともにむせび泣いてくれるような、胡弓の
絃
(
いと
)
の
音
(
ね
)
がお雪の
心情
(
こころ
)
のようにさえ思われて来たが
モルガンお雪
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
せっかく理性が築いたものを、君のそのぐにゃぐにゃなやくざな
心情
(
こころ
)
がぶっ毀してしまうんだ。僕が中学生時代に腸チフスをやった時、叔母さんが可哀そうだと言ってきのこの酢漬を喰わしてくれた。
決闘
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
わし達の
心情
(
こころ
)
では、ゆるせない冷酷だ。世人一般に、骨肉の愛というものを疑わせよう。
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
多門伝八郎という心ある武士は、自分の
心情
(
こころ
)
を見抜いて、吉良の容態を
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“心情”の意味
《名詞》
心 情(しんじょう)
心の中で感じていること。
(出典:Wiktionary)
心
常用漢字
小2
部首:⼼
4画
情
常用漢字
小5
部首:⼼
11画
“心”で始まる語句
心
心配
心地
心持
心算
心細
心得
心底
心臓
心許