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不犯
ふりがな文庫
“不犯”の読み方と例文
読み方
割合
ふぼん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふぼん
(逆引き)
走り湯の
法音比丘尼
(
ほうおんびくに
)
は
不犯
(
ふぼん
)
の
聖尼
(
せいに
)
であるといわれていた。男禁制の森に住んで、そこには近くの伊豆山権現の法師等さえ立ち入れなかった。
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
先住の高風に比べれば百難あつたが、彼も
亦
(
また
)
一生
不犯
(
ふぼん
)
の戒律を守り、専ら一酔また一睡に一日の悦びを托してゐた無難な坊主のひとりであつた。
閑山
(新字旧仮名)
/
坂口安吾
(著)
茫々
乎
(
こ
)
として万事、皆夢の如し。わが曾て
岳父御
(
しうとご
)
に誓ひし一生
不犯
(
ふぼん
)
の男の貞操は、かくして、あとかたも無く破れ了んぬ。
白くれない
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
不犯(ふぼん)の例文をもっと
(6作品)
見る
不
常用漢字
小4
部首:⼀
4画
犯
常用漢字
小5
部首:⽝
5画
“不”で始まる語句
不可
不思議
不憫
不図
不味
不審
不埒
不幸
不愍
不相変
検索の候補
不可犯
“不犯”のふりがなが多い著者
二葉亭四迷
和辻哲郎
吉川英治
夢野久作
坂口安吾