心労しんろう)” の例文
旧字:心勞
「なんだか事情はよくのみこめませんが、君のご心労しんろうは深く察します。名津子さんは、どうですか。おたっしゃですか」
霊魂第十号の秘密 (新字新仮名) / 海野十三(著)
実際じっさいひさしいあいだの心労しんろう老年ろうねんに、この最後さいご困苦こんくくわわって、かれはもう自分をささえる力をうしなっていた。自分でもどれほどひどくなっているか、かれは知っていたろうか。
神尾喬之助は、公儀こうぎの眼をくぐって逃げかくれているうちに、心労しんろうのあまり、気がれたのだ。と、思ったから、きちがいなら、きちがいで扱いようがある。もう何も怖るる必要はない。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)