“微弱（びじゃく）” の例文
それよりも、とにかく短い微弱（びじゃく）な電波を受信できる機械を三木君の姉さんのそばへ持っていって、録音してみたらどうかと思うんだ。
霊魂第十号の秘密 (新字新仮名) ／ 海野十三(著)
然（しか）りといえども人心の微弱（びじゃく）、或は我輩（わがはい）の言（げん）に従うこと能（あた）わざるの事情もあるべし。
瘠我慢の説：02 瘠我慢の説 (新字新仮名) ／ 福沢諭吉(著)
ドノバンの呼吸は微弱（びじゃく）である、もし肺（はい）に影響（えいきょう）するとだいじになる。
少年連盟 (新字新仮名) ／ 佐藤紅緑(著)
実（じつ）に人（ひと）は微弱（びじゃく）なものだ。
六号室 (新字新仮名) ／ アントン・チェーホフ(著)
軈（やが）て相手からは、生々（いきいき）とした返事がありました。其のシグナルはまことに微弱（びじゃく）である上に、波長が時々に長くなったり短くなったりして僕の聴神経（ちょうしんけい）を悩ませました。
壊れたバリコン (新字新仮名) ／ 海野十三(著)
しかし微弱（びじゃく）である。
超人間Ｘ号 (新字新仮名) ／ 海野十三(著)