御顔おかお)” の例文
旧字:御顏
それがさ、石地蔵と申し伝えるばかり、よほどのあら刻みで、まず坊主形ぼうずなり自然石じねんせきと言うてもよろしい。妙に御顔おかおの尖がった処が、拝むとすごうござってな。
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
むろん御筋骨ごきんこつはすぐれてたくましうございますが、御顔おかお色白いろじろの、いたってお奇麗きれい細面ほそおもて、そしてすこ釣気味つりぎみのお目元めもとにも、またきりりときしまったお口元くちもとにも