御陵ごりよう)” の例文
わたしなども少年しようねんのころ、御陵ごりよう巡拜じゆんぱいするといふようなことから、つい/\考古學こうこがく興味きようみおぼえるようになつた次第しだいであります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
次に若子わくご宿禰すくねは、江野の財の臣の祖先です。この天皇は御年五十七歳、御陵ごりようは劒の池の中の岡の上にあります。
と云つて、御陵ごりようくちに続いた森を指さしたりしました。
私の生ひ立ち (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
そしてこの御陵ごりようのごときは、二重ふたへほりをめぐらし、その周圍しゆういには陪塚ばいちようといつて臣下しんかひとだちのはかがたくさんならんでをります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
御陵ごりようはその高千穗の山の西にあります。
さて日本につぽん上古じようこから奈良朝ならちようごろまでの御陵ごりようが、どういふかたちつかから出來できてゐるかといふことをおはなしいたしませう。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)