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御茶
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おちゃ
ふりがな文庫
“
御茶
(
おちゃ
)” の例文
火事で
茸
(
きのこ
)
が飛んで来たり、
御茶
(
おちゃ
)
の
味噌
(
みそ
)
の女学校へ行ったり、
恵比寿
(
えびす
)
、
台所
(
だいどこ
)
と並べたり、或る時などは「わたしゃ
藁店
(
わらだな
)
の子じゃないわ」
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
中の小坊の手に
御盆
(
おぼん
)
を持たせて、誰それさん
御茶
(
おちゃ
)
あがれと言わせたり、または一つ一つ手を繋いだところを
探
(
さぐ
)
って、ここは何門と尋ねる問答を重ね
こども風土記
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
今これを広重の作品に徴するにそが雪景の作中にて最も傑出せる好画図をなさしめたる処は
御茶
(
おちゃ
)
の
水
(
みず
)
、
湯島天神
(
ゆしまてんじん
)
石段、
洲崎汐入堤
(
すさきしおいりづつみ
)
、
芝藪小路
(
しばやぶこうじ
)
等にして
向島
(
むこうじま
)
、日本橋
江戸芸術論
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
ただ
一人
(
ひとり
)
、木曾福島の
武居拙蔵
(
たけいせつぞう
)
、その人は漢学者としての
古賀侗庵
(
こがどうあん
)
に
就
(
つ
)
き、
塩谷宕陰
(
しおのやとういん
)
、
松崎慊堂
(
まつざきこうどう
)
にも知られ、
安井息軒
(
やすいそっけん
)
とも交わりがあって、しばらく
御茶
(
おちゃ
)
の
水
(
みず
)
の
昌平黌
(
しょうへいこう
)
に学んだが
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
長火鉢の
傍
(
そば
)
に陣取って、食卓を前に
控
(
ひか
)
えたる主人の三面には、
先刻
(
さっき
)
雑巾
(
ぞうきん
)
で顔を洗った坊ばと
御茶
(
おちゃ
)
の味噌の学校へ行くとん子と、お
白粉罎
(
しろいびん
)
に指を突き込んだすん子が
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
私はわざわざ
御茶
(
おちゃ
)
の
水
(
みず
)
の家具屋へ行って、私の工夫通りにそれを造り
上
(
あ
)
げさせたのです。
こころ
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
神田
(
かんだ
)
の高等商業学校へ行くつもりで、本郷四丁目から乗ったところが、乗り越して
九段
(
くだん
)
まで来て、ついでに
飯田橋
(
いいだばし
)
まで持ってゆかれて、そこでようやく
外濠線
(
そとぼりせん
)
へ乗り換えて、
御茶
(
おちゃ
)
の
水
(
みず
)
から
三四郎
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
茶
常用漢字
小2
部首:⾋
9画
“御茶”で始まる語句
御茶壺
御茶事
御茶受
御茶屋
御茶水
御茶碗
御茶菓子