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御用聞
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ごようきき
ふりがな文庫
“
御用聞
(
ごようきき
)” の例文
勝手門と台所との間には、
御用聞
(
ごようきき
)
やこの家の使用人達のものであろう、靴跡やフェルト
草履
(
ぞうり
)
の跡が重なるようにしてついている。
石塀幽霊
(新字新仮名)
/
大阪圭吉
(著)
いいえ、その女は塀の中に閉籠ってはいられなくなり、あの子を捨てて出入の
御用聞
(
ごようきき
)
といっしょに逃げてしまったのです。
遺産
(新字新仮名)
/
水上滝太郎
(著)
湯帰
(
ゆあが
)
りに
蕎麦
(
そば
)
で
極
(
き
)
めたが、この節
当
(
あて
)
もなし、と自分の
身体
(
からだ
)
を
突掛
(
つっか
)
けものにして、そそって通る、横町の酒屋の
御用聞
(
ごようきき
)
らしいのなぞは、相撲の
取的
(
とりてき
)
が仕切ったという
逃尻
(
にげじり
)
の、
及腰
(
およびごし
)
で
露肆
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
と
張札
(
はりふだ
)
をして、酒屋、魚屋、八百屋連の
御用聞
(
ごようきき
)
たちが往来のものに交って
声高
(
こわだか
)
に
罵
(
ののし
)
りちらして、そこにもいたたまれないようにさせたが、やがてその
侘住居
(
わびずまい
)
も戸を
閉
(
し
)
めてしまった。
芳川鎌子
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
伊賀町の清水屋には、土地の
御用聞
(
ごようきき
)
、
弁慶
(
べんけい
)
の小助が待っておりました。
銭形平次捕物控:211 遠眼鏡の殿様
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
用
常用漢字
小2
部首:⽤
5画
聞
常用漢字
小2
部首:⽿
14画
“御用”で始まる語句
御用
御用達
御用人
御用窯
御用捨
御用提灯
御用向
御用状
御用心
御用掛