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御不憫
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ごふびん
ふりがな文庫
“
御不憫
(
ごふびん
)” の例文
墓場の掃除に
男衆
(
おとこしゆ
)
の手を助くるまで働けば、和尚さま経済より割出しての
御不憫
(
ごふびん
)
かかり、年は二十から違うて見ともなき事は女も心得ながら
たけくらべ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
あなたのお心持ちもわたしは身にしみてお察し申しますが、どこから見ても批点の打ちどころのない奥様のお身の上もわたしには
御不憫
(
ごふびん
)
で涙がこぼれてしまうんでございますよ。
或る女:2(後編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
最前よりいろ/\事の道理を分けて御意見申上
候得
(
そうらえ
)
ども、御聞入れ
無之候得者
(
これなくそうらえば
)
、是非なき次第に候間、このまゝ手足を縛りてなりとお屋敷へ連れ帰り、
御不憫
(
ごふびん
)
ながら不義密通の
訴
(
うったえ
)
をなし
申
(
もうす
)
べしと
榎物語
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
墓塲
(
はかば
)
の
掃除
(
さうぢ
)
に
男衆
(
をとこしゆ
)
の
手
(
て
)
を
助
(
たす
)
くるまで
働
(
はたら
)
けば、
和尚
(
おしやう
)
さま
經濟
(
けいざい
)
より
割出
(
わりだ
)
しての
御不憫
(
ごふびん
)
かゝり、
年
(
とし
)
は二十から
違
(
ちが
)
うて
見
(
み
)
ともなき
事
(
こと
)
は
女
(
をんな
)
も
心得
(
こゝろゑ
)
ながら
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
不
常用漢字
小4
部首:⼀
4画
憫
漢検1級
部首:⼼
15画
“御不”で始まる語句
御不自由
御不沙汰
御不愍
御不便
御不浄
御不審
御不興
御不予
御不在
御不服