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得意先
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とくいさき
ふりがな文庫
“
得意先
(
とくいさき
)” の例文
その
得意先
(
とくいさき
)
の一
軒
(
けん
)
で
橋場
(
はしば
)
の
妾宅
(
せふたく
)
にゐる
御新造
(
ごしんぞ
)
がお
糸
(
いと
)
の
姿
(
すがた
)
を見て
是非
(
ぜひ
)
娘分
(
むすめぶん
)
にして
行末
(
ゆくすゑ
)
は
立派
(
りつぱ
)
な芸者にしたてたいと
云出
(
いひだ
)
した事からである。
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
加へけれども
驗
(
しる
)
しなきゆゑ茂兵衞の
枕元
(
まくらもと
)
へ金屋利兵衞を
始
(
はじ
)
め家内
殘
(
のこ
)
らず
呼集
(
よびあつ
)
め
我
(
われ
)
此度の
病氣全快
(
びやうきぜんくわい
)
覺束
(
おぼつか
)
なし因て江戸の
得意
(
とくい
)
を利兵衞殿へ
預
(
あづ
)
け申なり
悴
(
せがれ
)
吉三郎
成人迄
(
せいじんまで
)
何卒我が
得意先
(
とくいさき
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
日
(
ひ
)
に
幾
(
いく
)
たびとなく
自転車
(
じてんしゃ
)
につけて、
得意先
(
とくいさき
)
に
届
(
とど
)
けなければならぬこともありました。
空晴れて
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
その
得意先
(
とくいさき
)
の一軒で
橋場
(
はしば
)
の
妾宅
(
しょうたく
)
にいる
御新造
(
ごしんぞ
)
がお糸の姿を見て是非
娘分
(
むすめぶん
)
にして
行末
(
ゆくすえ
)
は立派な芸者にしたてたいといい出した事からである。
すみだ川
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
“得意先”の意味
《名詞》
商家などで普段商品を購入してくれる顧客。通常取引している相手。
(出典:Wiktionary)
得
常用漢字
小5
部首:⼻
11画
意
常用漢字
小3
部首:⼼
13画
先
常用漢字
小1
部首:⼉
6画
“得意”で始まる語句
得意
得意場
得意顏
得意塲
得意氣
得意中
得意気
得意然
得意顔
得意満面