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徒
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であい
ふりがな文庫
“
徒
(
であい
)” の例文
植木屋
徒
(
であい
)
も誘われて、残らずどやどや駆けて出る。私はとぼんとして、一人、
離島
(
はなれじま
)
に残された気がしたんです。
半島一奇抄
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
だが、こいつあこちとら
徒
(
であい
)
の、すなわち狸の腹鼓という
甘術
(
あまて
)
でね。不気味でも、
気障
(
きざ
)
でも、何でも、聞く耳を立てるうちに、うかうかと釣出されずにゃいねえんだね。
唄立山心中一曲
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「五人
徒
(
であい
)
が
賽
(
さい
)
の目に並んでおります、
真中
(
まんなか
)
へ割込んで、まず帆を下ろしたのでござります。」
草迷宮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“徒”の意味
《名詞》
(かち)徒歩。
(かち)江戸時代、騎乗を許されなかった下級の武士。
(ただ)普通。凡庸。ありきたり。
(ただ)何事も無いこと。
(むだ)役に立たない、効果の無い又は不要に贅沢なもの。
(ト)仲間。同類の人。
(ズ)五刑の一つ。懲役刑。一年から三年まで半年毎に五段階設けられた。
(出典:Wiktionary)
徒
常用漢字
小4
部首:⼻
10画
“徒”を含む語句
徒歩
徒然
徒事
基督教徒
聖徒
徒爾
徒輩
徒労
清教徒
悪徒
徒為
徒士
徒渉
博徒
徒弟
徒跣
徒党
兇徒
耶蘇教徒
徒手
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