後産あとざん)” の例文
源氏が非常にうれしく思った時、他の人間に移してあったのが皆口惜くちおしがって物怪は騒ぎ立った。それにまだ後産あとざんも済まぬのであるから少なからぬ不安があった。
源氏物語:09 葵 (新字新仮名) / 紫式部(著)
ちやう後産あとざんすこまへだと、のちいたんでございますが、參合まゐりあはせました、わたしども主人あるじが、あゝ、可厭いやおとをさせる……をりわるい、……産婦さんぷわたしにもかせともなし、はや退いてもらはうと
浅茅生 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
後産あとざんでございますよ。」と産婆が云った。
幻の彼方 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)