“後居(しりい)” の例文
「あ。」と一声血を絞れる、不意の叫声に驚きて、思わず軍夫が放てる手に、身を支えたる力を失して後居(しりい)にはたと僵(たお)れたり。
海城発電 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「あ。」と一声血を絞(しぼ)れる、不意の叫声に驚きて、思はず軍夫が放てる手に、身を支えたる力を失して後居(しりい)にはたと僵(たお)れたり。
海城発電 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
思はず後居(しりい)に腰を突く、膝(ひざ)の上に真俯伏(まうつぶ)せ、真白な両手を重ねて、わなゝく髷(まげ)の根、頸(うなじ)さへ、あざやかに見ゆる美人の襟(えり)を、誰(た)が手ともなく無手(むんず)と取つて一拉(ひとひし)ぎ。
二世の契 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
と一生懸命、裳(もすそ)を乱して遁(に)げ出づれば、縛(いましめ)の縄の端を踏止められて後居(しりい)に倒れ
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
得三後居(しりい)にどうと坐し
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)