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しりい
ふりがな文庫
“
後居
(
しりい
)” の例文
「あ。」と一声血を絞れる、不意の叫声に驚きて、思わず軍夫が放てる手に、身を支えたる力を失して
後居
(
しりい
)
にはたと
僵
(
たお
)
れたり。
海城発電
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「あ。」と一声血を
絞
(
しぼ
)
れる、不意の叫声に驚きて、思はず軍夫が放てる手に、身を支えたる力を失して
後居
(
しりい
)
にはたと
僵
(
たお
)
れたり。
海城発電
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
思はず
後居
(
しりい
)
に腰を突く、
膝
(
ひざ
)
の上に
真俯伏
(
まうつぶ
)
せ、真白な両手を重ねて、わなゝく
髷
(
まげ
)
の根、
頸
(
うなじ
)
さへ、あざやかに見ゆる美人の
襟
(
えり
)
を、
誰
(
た
)
が手ともなく
無手
(
むんず
)
と取つて
一拉
(
ひとひし
)
ぎ。
二世の契
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
と一生懸命、
裳
(
もすそ
)
を乱して
遁
(
に
)
げ出づれば、
縛
(
いましめ
)
の縄の端を踏止められて
後居
(
しりい
)
に倒れ
活人形
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
得三
後居
(
しりい
)
にどうと坐し
活人形
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
後
常用漢字
小2
部首:⼻
9画
居
常用漢字
小5
部首:⼫
8画
“後”で始まる語句
後
後生
後退
後方
後悔
後姿
後家
後手
後日
後世