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後圃
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こうほ
ふりがな文庫
“
後圃
(
こうほ
)” の例文
遠く
連
(
つらな
)
れる
高輪白金
(
たかなわしろかね
)
の高台には樹々の
梢
(
こずえ
)
既
(
すで
)
にヤヽ黄を帯びて朝日に匂ひ、近く打ち続く
後圃
(
こうほ
)
の松林には
未
(
ま
)
だ虫の声々残りて
宛
(
さ
)
ながら夜の宿とも
謂
(
い
)
ひつべし
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
あんな風に茄子をもいでおる、
如何
(
いか
)
に楽しいことであろうか、一家の主婦として
後圃
(
こうほ
)
の茄子をもぐということに、妻としての安心、誇り、というものがある、とそう感じたのである。
俳句への道
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
篠田は
例
(
いつも
)
の如く早く起き出でて、一大
象牙盤
(
ざうげばん
)
とも見るべき
後圃
(
こうほ
)
の雪、いと惜しげに下駄を
印
(
いん
)
しつゝ
逍遙
(
せうえう
)
す、日の光は
尚
(
な
)
ほ
遙
(
はる
)
か地平線下に
憩
(
いこ
)
ひぬれど、夜の神が
漉
(
こ
)
し成せる清新の空気は
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
後圃
(
こうほ
)
の初茄子をとって霊前に供えよう、とこういう意味で、人の年忌をもってきたところに、一度死に臨んだ自分のかく世に生きてあることの上に格別の深い感情を動かすのであります。
俳句の作りよう
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
後
常用漢字
小2
部首:⼻
9画
圃
漢検準1級
部首:⼞
10画
“後”で始まる語句
後
後生
後退
後方
後悔
後姿
後家
後手
後日
後世