“こうほ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
後圃27.3%
孔甫18.2%
皇甫18.2%
行歩18.2%
交甫9.1%
光甫9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あんな風に茄子をもいでおる、如何いかに楽しいことであろうか、一家の主婦として後圃こうほの茄子をもぐということに、妻としての安心、誇り、というものがある、とそう感じたのである。
俳句への道 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
三月十三日 迷子めいし孔甫こうほ、泰、章子と共に。小諸山廬。
六百五十句 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
姓は二字の皇甫こうほ、名はたん
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
行歩こうほすこやかに先立って来たのが、あるき悩んだ久我くがどのの姫君——北のかたを、乳母めのとの十郎ごんかみたすけ参らせ、おくれて来るのを、判官がこの石に憩って待合わせたというのである。目覚しい石である。
瓜の涙 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「皆、私の朋輩ともだちですよ、いちばん後ろにいた蓮の花のように白い着物を着たのは、漢皐台かんこうだいの下で佩玉はいぎょくを解いて交甫こうほに与えた方ですよ」
竹青 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
彼の作品に比すれば、その孫の光甫こうほおいの子光琳こうりんおよび乾山けんざんの立派な作もほとんど光を失うのである。いわゆる光琳派はすべて、茶道の表現である。
茶の本:04 茶の本 (新字新仮名) / 岡倉天心岡倉覚三(著)