待草臥まちくたびれ)” の例文
しかるに立花左仲は宮崎内記殿にて種々いろ/\尋ねられし事ども委細ゐさい主人へ申きけんと急ぎ立歸りて主税之助の前へいでければ主税之助は待草臥まちくたびれをりゆゑ直樣聲を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
とゝのへすわり居てそれと見るよりお光さんかさだめし甲夜よひからお出で有らうと待草臥まちくたびれて居りたるにと云へばお光も莞爾にこやか吾儕わたしも早く來たいのは山々やま/\なれど父親おとつさんがお寢なさらぬので家が出られずたゞ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)