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……ふつたの別れにしより……ゆくら/\に、おもかげに もとな 見えつゝ、かく恋ひば、老いづく我が身 けだし安倍牟アヘムかも(万葉巻十九)
副詞表情の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
水たまる 依網ヨサミの池に ヌナハくり へけく知らに 堰杭ヰグヒつく川俣カハマタの江の 菱殻ヒシガラの刺しけく知らに、我が心し いや愚癡ヲコにして(大鷦鷯命——日本紀)
叙景詩の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
ひたへてめ縄の たわむまで、秋風ぞ吹く。小山田の庵(続古今)
河隈のイハホに根ふ竹と 竹。なびきぞメグる。水を狭めて。﹆
橘曙覧評伝 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)