延期のべ)” の例文
この月末にかきかへを泣きつきて、をどりの一両二分を此処に払へば又三月の延期のべにはなる、かくいはば欲に似たれど
大つごもり (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
その主人に一年の馴染、氣に入りの奉公人が少々の無心を聞かぬとは申されまじ、此月末に書かへを泣きつきて、をどりの一兩二分を此處に拂へば又三月の延期のべにはなる、斯くいはゞ慾に似たれど
大つごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
その主人しゆじんに一ねん馴染なじみりの奉公人ほうこうにん少々せう/\無心むしんかぬとは申されまじ、此月末このつきずゑかきかへをきつきて、をどりの一りやう此處こゝはらへばまたつき延期のべにはなる、くいはゞよくたれど
大つごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)