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幸甚
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こうじん
ふりがな文庫
“
幸甚
(
こうじん
)” の例文
ならびに貴門に至る道筋の略図などをお示し下さらば
幸甚
(
こうじん
)
に存じます、と私も異様に緊張して書き送ってやったのである。
佳日
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
今日学務においてもっとも大切なることなれば、いささか余が所見を
述
(
のぶ
)
ること左の如し。各地方小学教師のために備考の一助ともならば
幸甚
(
こうじん
)
のみ。
小学教育の事
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
電話も今明日中には通ずべきはづ芝○○番に御座候由
御面倒
(
ごめんどう
)
ながら貴答に接するを得ば
幸甚
(
こうじん
)
々々
雨瀟瀟
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
貴下御撮影の分はいかが、現像の結果御しらせ下され候わば
幸甚
(
こうじん
)
に存じ候。
青蛙堂鬼談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
何分にも小生の云い方が、下手であるけれども、意のあるところをお
酌
(
く
)
み下すって御意見をお聞かせ下されば
幸甚
(
こうじん
)
である。
猶
(
なお
)
又、勝手ながら時期が迫って来ているので至急にお願いしたいのである。
細雪:03 下巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
▼ もっと見る
鴎外全集の編纂者も、ずいぶん尋ねまわられた様子であるが、「どうしても分らない。御垂教を得れば
幸甚
(
こうじん
)
である。」
女の決闘
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
これを
企望
(
きぼう
)
すること
切
(
せつ
)
なれども、誰に
向
(
むかっ
)
てその
利害
(
りがい
)
を説くべき
路
(
みち
)
を知らず。故に今この冊子を
記
(
しる
)
して、
幸
(
さいわい
)
に華族その他有志者の目に
触
(
ふ
)
れ、
為
(
ため
)
に或は学校設立の念を起すことあらば
幸甚
(
こうじん
)
というべきのみ。
旧藩情
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
自分について、色んなことを書きたくなりました。もう二、三十ペエジ読んで下されば
幸甚
(
こうじん
)
です。
虚構の春
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
“幸甚”の意味
《名詞》
幸甚(こうじん)
非常に幸運であること。
相手の行為に対して、強い感謝の念を抱いていること。
(出典:Wiktionary)
幸
常用漢字
小3
部首:⼲
8画
甚
常用漢字
中学
部首:⽢
9画
“幸”で始まる語句
幸
幸福
幸先
幸運
幸手
幸福者
幸子
幸若
幸吉
幸村