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巌角
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がんかく
ふりがな文庫
“
巌角
(
がんかく
)” の例文
旧字:
巖角
彼岸
(
ひがん
)
に達せんとすれども
流
(
ながれ
)
急なれば
速
(
すみやか
)
に横断すべくもあらず。あるひは流に従つて漂ひあるひは
巌角
(
がんかく
)
に
攀
(
よ
)
ぢて
憩
(
いこ
)
ひ、
徐
(
おもむろ
)
にその道を求めざるべからず。
矢はずぐさ
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
余は一人
尖
(
とが
)
った
巌角
(
がんかく
)
を踏み、
荊棘
(
けいきょく
)
を分け、
岬
(
みさき
)
の突端に往った。岩間には
其処
(
そこ
)
此処
(
ここ
)
水溜
(
みずたまり
)
があり、紅葉した
蔓草
(
つるくさ
)
が岩に
搦
(
から
)
んで居る。出鼻に立って眺める。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
玄海灘と
釜山
(
ふざん
)
の港内を七分三分に見下ろした
巌角
(
がんかく
)
の上の一軒家と来ているんだからね。一層風当りがヒドイ訳だよ。……世界の涯に来たような気がする……ハハハ。しかしこの
家
(
うち
)
なら大丈夫だよ。
爆弾太平記
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
巌
漢検準1級
部首:⼭
20画
角
常用漢字
小2
部首:⾓
7画
“巌”で始まる語句
巌
巌丈
巌窟
巌乗
巌石
巌畳
巌頭
巌谷小波
巌穴
巌山