たけ)” の例文
天の石位いはくらを離れ、天の八重多那雲やへたなぐもを押し分けて、稜威いつ別き道別きて一〇、天の浮橋に、浮きじまり、そりたたして一一竺紫つくし日向ひむかの高千穗のじふるたけ一二天降あもりましき。
皇孫彦火瓊瓊杵尊ひこほのににぎのみことが、天照大神あまてらすおほみかみの神勅を奉じ、日向ひうが高千穂たかちほ槵触くしふるたけに降臨されてから御三代の間は、九州の南方に在つて、国土を経営し、民力の涵養かんやうはかると共に、周囲の者どもを帰服せしめ
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)