“峠路”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とうげみち63.6%
とうげじ18.2%
たうげぢ9.1%
たうげみち9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
袴野はかまの麿まろを真中に十人の荒くれ男が峠路とうげみちにかかる供ぞろいの一行を、しんとして展望していた。
ひとりの旅僧はふと立ちどまって振り向いたが、それきりこだまもしないので、また峠路とうげじを先へいそいでいた。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
このわが峠路たうげぢより俯瞰すれば
展望 (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)
ゆきなん——荷擔夫にかつぎふ郵便配達いうびんはいたつひとたち、むかし數多あまた旅客りよかくも——これからさしかゝつてえようとする峠路たうげみちで、屡々しば/\いのちおとしたのでありますから、いづれれいまつつたのであらう、と大空おほぞらくも
雪霊記事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)