しほ)” の例文
しほに入れて教へけるに勿々なか/\一通り成らぬ上手じやうずと成しかば稽古けいこわづか四年の中成れども生質たる藝なりと友次郎も大いにかんじけるとなん斯て城富は當年たうねん十七歳と成り所々の出入は養父やうふ城重の時よりふえ其上に三味線みせん淨瑠璃じやうるりにて所々方々へまねかれ今は家内も安樂あんらくに暮し養母やうぼも實子の如く不便を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)