トップ
>
居庸関
>
きょようかん
ふりがな文庫
“
居庸関
(
きょようかん
)” の例文
居庸関
(
きょようかん
)
、
弾琴峡
(
だんきんきょう
)
等を一見せる後、万里の長城へ登り候ところ、乞食童子一人、我等の跡を追いつつ、蒼茫たる
山巒
(
さんらん
)
を指して、「蒙古! 蒙古!」と申し候。
雑信一束
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
此
(
これ
)
皆
開平
(
かいへい
)
の東北の地なり。時に
余瑱
(
よてん
)
居庸関
(
きょようかん
)
を守る。王曰く、居庸は
険隘
(
けんあい
)
にして、北平の
咽喉
(
いんこう
)
也、敵
此
(
ここ
)
に
拠
(
よ
)
るは、
是
(
こ
)
れ我が
背
(
はい
)
を
拊
(
う
)
つなり、急に取らざる可からずと。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
景隆
(
けいりゅう
)
師を出して
之
(
これ
)
を救わんとすれば、燕王は速く
居庸関
(
きょようかん
)
より入りて
北平
(
ほくへい
)
に
還
(
かえ
)
り、景隆の軍、寒苦に悩み、奔命に疲れて、戦わずして自ら敗る。二月、
韃靼
(
だったん
)
の兵
来
(
きた
)
りて燕を助く。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
北平既に全く燕王の手に落ちしかば、都指揮使の
余瑱
(
よてん
)
は、走って
居庸関
(
きょようかん
)
を守り、
馬宣
(
ばせん
)
は東して
薊州
(
けいしゅう
)
に走り、
宋忠
(
そうちゅう
)
は
開平
(
かいへい
)
より兵三万を率いて居庸関に至りしが、
敢
(
あえ
)
て進まずして、退いて
懐来
(
かいらい
)
を保ちたり。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
“居庸関”の解説
居庸関(きょようかん)は中華人民共和国北京市昌平区にある、万里の長城上に設けられた関所兼要塞。「天下第一雄関」とも呼ばれ、難攻不落の九塞に数えられた。現在は史跡として整備され、観光客に開放されている。
(出典:Wikipedia)
居
常用漢字
小5
部首:⼫
8画
庸
常用漢字
中学
部首:⼴
11画
関
常用漢字
小4
部首:⾨
14画
“居”で始まる語句
居
居候
居睡
居所
居士
居間
居室
居眠
居合
居堪